2008年11月3日、日本教育実践学会にて代表が講演しました。
タイトル:
学習する組織と仮説形成のモデル
―組織運営におけるシミュレーション―
▼ 資料(pdf)
(スタッフレポート)-------------------------
前半は、日本が当面する課題と
ヨーロッパの高等教育から得られる示唆
(格差を縮小するモデル)についての
説明がありました。
現状の日本の教育を「戦艦大和」にたとえ、
少人数対面授業モデルからユビキタスICTによる
生涯学習モデルへの転換の遅れ、
すなわち教育費の破綻を危惧した指摘がありました。
後半は、なぜMITのピーター・センゲ氏による
システムシンキング=学習する組織の考え方が
これからの日本の教育に有効なのかについての
説明があり、センゲ氏の「5つの能力の構造」と
代表の新しいモデル「学ぶ教育の改善」が
示されました。
変動社会においては、変容する自分の教育実践、
そして自分自身について記述することと、
それによって目の前の事象におけるどのような変数を
変化させることで改善可能かを予測する仕組みを
自分なりに追求する必要があるとの提案がありました。
なお、今回の講演内容を「ちょっと難しいなあ」と
感じる方には、つぎの文献が理解を助けてくれると思うので
オススメです!
▼ 参考図書
高間邦男著 (2008,9) 光文社新書
「組織を変える『仕掛け』 正解なき時代のリーダーシップとは」