3334418人目です。
オンラインユーザー2人
ログインユーザー0人

このサーチボックス経由でご購入いただくと、当研究所の活動資金となります。ぜひご協力ください。
 (ホームページで紹介できる会員の著作物がございましたら事務局までご連絡ください)
 

関係書籍



















 
トップページ > ILDブログ 
会員の近況ニュース >> 記事詳細

2017/11/17

本を使って学ぶ方法について学ぶ本

Tweet ThisSend to Facebook | by:望月

近年、gaccoのように、
いわゆる「学校」に通わずに、
自分たちのペースで独学・協学できるサービスが
流行していますね。

書籍から学ぶ方法は、従来から変わらず
私たちの重要な学習方法ですが

『学び』になる本の読み方

とはどのような読み方でしょうか。
そのとき、何を使えばよいでしょうか。

それらを学ぶことができる書籍を紹介します。
とはいえ、今回は概要のみをノベルにとどめていますので、
詳しくはぜひ、本を手にとって確認してみてください。

まず1冊目は
 +++++++++++
 奥野 宣之 
 「読書は1冊のノートにまとめなさい」
 ダイヤモンド社
 +++++++++++
です。

奥野氏がすすめる方法は非常にシンプルで
しかも低コストです。
世の中の「手帳術」系の記事で紹介しているような
おしゃれなノートの利用も心が弾みますが
彼のおすすめは100円のノートです。

何をどのように残しておけば、
あとで使える記録になるかを知っていれば、
それらを意識して本を読むことができますね。

そして、2冊目は
 +++++++++++
 M.J.アドラー,C.V.ドーレン
 外山滋比古 槇 未知子 訳

 「本を読む本」

 講談社学術文庫
 +++++++++++
です。

どのような本であるか、を簡単に述べると
読書には複数の段階があり、
それらを経ることで確実に
知識を血肉化できる、ということが書かれています。
もちろん、各段階の「読み方」も詳しく書かれています。

そして、上記2冊の本とは一見対称的な提案をしているのが

 +++++++++++
 ピエール・バイヤール
 大浦康介 訳

 「読んでいな本について堂々と語る方法」

 筑摩書房
 +++++++++++

です。

よくよく読んでいくと
「本を読むな」という主張はみられず

  「この本は〜が書かれています」

 よりも、

  「・・・で、あなたはどう思う?」

というところを重視している、
という点が、この本のポイントだと思います。

本について語ることは誰にでもできる。
本をきっかけに、自分を語ることについて
学ぶことができる学校教育が少ないのではないか

という主張が確認できます。

その本の周辺情報について、さまざまな想像力を働かせ
自分の世界を語る(創造する)

という読み方は、確かに日本人は少し苦手かもしれませんね。
それができれば、読書は数倍楽しくなりそうです。


11:55 | 投票する | 投票数(0) | コメント(0)