近年、
gaccoのように、
いわゆる「学校」に通わずに、
自分たちのペースで独学・協学できるサービスが
流行していますね。
書籍から学ぶ方法は、従来から変わらず
私たちの重要な学習方法ですが
『学び』になる本の読み方
とはどのような読み方でしょうか。
そのとき、何を使えばよいでしょうか。
それらを学ぶことができる書籍を紹介します。
とはいえ、今回は概要のみをノベルにとどめていますので、
詳しくはぜひ、本を手にとって確認してみてください。
まず1冊目は
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奥野 宣之
「読書は1冊のノートにまとめなさい」
ダイヤモンド社
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です。
奥野氏がすすめる方法は非常にシンプルで
しかも低コストです。
世の中の「手帳術」系の記事で紹介しているような
おしゃれなノートの利用も心が弾みますが
彼のおすすめは100円のノートです。
何をどのように残しておけば、
あとで使える記録になるかを知っていれば、
それらを意識して本を読むことができますね。
そして、2冊目は
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M.J.アドラー,C.V.ドーレン
外山滋比古 槇 未知子 訳
「本を読む本」
講談社学術文庫
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です。
どのような本であるか、を簡単に述べると
読書には複数の段階があり、
それらを経ることで確実に
知識を血肉化できる、ということが書かれています。
もちろん、各段階の「読み方」も詳しく書かれています。
そして、上記2冊の本とは一見対称的な提案をしているのが
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ピエール・バイヤール
大浦康介 訳
「読んでいな本について堂々と語る方法」
筑摩書房
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です。
よくよく読んでいくと
「本を読むな」という主張はみられず
「この本は〜が書かれています」
よりも、
「・・・で、あなたはどう思う?」
というところを重視している、
という点が、この本のポイントだと思います。
本について語ることは誰にでもできる。
本をきっかけに、自分を語ることについて
学ぶことができる学校教育が少ないのではないか
という主張が確認できます。
その本の周辺情報について、さまざまな想像力を働かせ
自分の世界を語る(創造する)
という読み方は、確かに日本人は少し苦手かもしれませんね。
それができれば、読書は数倍楽しくなりそうです。