代表が日本教育実践学会(2017/11/25@佛教大学)で講演したスライドを公開します。
フランス大統領マクロン氏が2016年当時に経済大臣であったときに、(Apprentissage)の重要性を強調しました。
それは、フランス社会で経済的社会的文化的に恵まれた人々が進学する大学や高等専門学校(グランゼコール)のルートではなく、職人仕事などの労働者階層の人々が学習しやすいルートを提供して、従来の徒弟制度を改革することを目指したものです。
従来の徒弟制度は中等教育レベルの訓練でしたが、現在進行している修業教育は高等教育レベルであり、理論と実践とを循環する学習を実現するもので、授業料が無償であるだけでなく、さまざまな優遇策が講じられています。
企業での修業教育の採用率はつぎのようで、小規模企業に有利に機能しています。
250人以上の従業員 17.2%
50-250人の従業員 8.9%
10-50人の従業員 18.6%
0-9人の従業員 55.4%
地域振興と就業率向上をかけあわせたしくみとして、
一種のモデルとなりそうです。